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新宿 コーヒーハウス・香りや

喫茶店

 新宿御苑を出たのは大体3時30分過ぎで、「台風のノルダ」の上映までまだ1時間以上空いていました。先の渋谷と御苑でかなり歩いたこともあって既に足は疲れ切っていてこれ以上歩く気にはなれなかったので、喫茶店で休むことにしました。

 お腹も減っていて、コーヒーと一緒になにか食べたかったので、西新宿側の、繁華街から離れたところにある、香りやという喫茶店に決めました。
 同じ新宿とは言っても御苑から西新宿まではそれなりに歩く距離で、喫茶店もビジネス区画の狭い通りにある場所だったので、無事辿り着くまで結構歩かされてしまいました。それでもなんとか無事に辿り着き、ふらふらしながら戸を開きました。

 店内は新宿三丁目の繁華街の中にある喫茶店と比べ物にならないくらい狭く、眼鏡を掛けた店主の男性一人で切り盛りしていました。でも、その分内装はアメリカ大陸風味のポスターやコーヒー器具に、欧州風の椅子と、店主の趣味が出たらしい器具で飾られていて、とてもすてきでした。 
 

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(ナポリタンとコーヒー、850円)
 注文をしたのはナポリタンとコーヒーのセットで、値段は850円。私がよく行く高田馬場や神楽坂の喫茶店と比べると高めですけれど、新宿の喫茶店の価格としてはかなり安い部類です。コーヒーだけで600円で、セット割引はないか、あっても1000円超という価格が新宿だと普通です。おそらく繁華街から外れた区画で、なおかつ敷地面積もそれほど大きくないからじゃないかな、と思います。ナポリタン以外にもフレンチトーストなどの軽食があり、こちらは700円台と更に割安になっていました。

 ナポリタンは純粋なケチャップだけで作ったものらしく甘めで、タバスコをかけると丁度いいくらいでした。ナポリタンだけでも結構な量があり、それに加えて8枚切りパンを半分に切ったバタートーストまで付いているので、ぺこぺこに空かせていたお腹もしっかりいっぱいになってしまいました。

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(セットの香りやブレンド、単品だと450円)

 コーヒーはちゃんと食後に淹れるようにしているらしく、ナポリタンを食べ終わってふうと一息ついたところでやって来ました。
 こちらも食事に合わせているのか結構な量で、コーヒー専門店にしては珍しく薄めでした。豆は深煎りですが苦味はそれほどなく、喉を通ったあと、深煎りらしい香りが口の中に残るような調子です。それからおまけにお菓子がひとつ(あとで知り合いに「それはフレンチパピロと言うんだ」と教えてもらいました)

 コーヒーを飲みながら店内の音楽に耳を傾けてみると、なんだか聞き覚えのある曲だったので、なんだったかなとしばらく考えていたのですが、坂本九上を向いて歩こう」の英語カバー、Sukiyaki(これ、ほんとうに変な曲名ですよね)でした。他にもEarth Wind&FireのFantasyやOlivia Newton-JohnのHave you never been mellow、The BeatlesのLet it be、Minnie RipertonのLovin' youの楽器カバーなんかが流れていました。(そう言えばこの前行った珈琲家・吾郎だと、Creedence Clearwater RevivalのUp Aroud the Bendが流れていましたっけね)ただ、他に新しめの曲もあったので、極端にこだわりがあるわけではなく、サラリーマンのお客さんに馴染みのある曲を選んでいるのかもしれません。

 私以外にもサラリーマンのお客さんが二組いたのですが、仕事の話をしたりゆったり煙草を吸ったりしていて、これまで来た新宿の喫茶店のどこよりもゆったりと時間が流れていて、とても落ち着くことができました。ほんとうはもっとのんびり本でも読みたかったのですけれど、夢中になってナポリタンをむしゃむしゃやっているうちに5時まで15分ほどしかなくなってしまったので、急いでコーヒーをお腹に収めて、TOHOシネマズ新宿へ急ぐことにしました。

 今度また改めてのんびりしに行けたらな、と思います