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脱走を企てるのは捕虜軍人の義務だ、

日記 映画

こんにちは。十一月になりました、いかがお過ごしでしょうか?
少しずつ、少しずつ本格的な冬がこちらへと近づいてくるのを感じます。日に日にすうっと私の身体を突き抜ける風が鋭さを増し、私をそれまでに感じられなかった刺激で包みます。
まだまだ過ごしやすい気温ではありますが、出不精の私を布団で包ませるには十分な寒さで、既に毎朝結構な苦労をしています。つい布団にこもりながら手近にあった文庫本や漫画をぺらぺらとめくったりiPodで余計に時間を潰しては、今日もまた誘惑に負けたとひとりごちながらコーヒーやトーストの用意を始め、人よりも遅い朝を過ごしています。

 最近は以前よりもお手伝いでお金を頂けることもあって、貯金は勿論の事、自由に使えるお金も増えて、自分の身の回りも大分潤ってきました。欲しいものと言うのは常に際限なく生まれますから「満たされている」とまでは言いませんが、文化的且つ健康的な生活を送るには十二分のお金があり、こつこつとお金を貯める事の重要さを翌々理解できるだけの程好い資金不足があります。お金は有り余るよりは、少し足りてないくらいの方が反って健全に活きられるのだと思います。私の頭の中にはそう言ったデータはないのですが、きっと同じような事を先人たちが残していることでしょうね。


 今日は私の最近の私の生活の中にある楽しみの一つについて、少しばかり掘り下げて書こうかと思います。
私がこの趣味を始めた頃にも書いた事ですが、のんびりと映画を観ています。映画館の中で見ているわけではなく、週に二、三枚ほどレンタルビデオチェーン店などで借りて来ては、数日置きにちまちまと。本格的に見始めたのは今年の二月頃で、昨日で丁度九ヶ月になりました。見た映画の数は記録している限りでは八十枚弱で、ヒューマンドラマやラブ・ロマンス、アニメ―ションなどが主です。最近は特定のジャンルだけを見ている訳ではなく、著名作、名作と謳われているような作品ならば格別ジャンルで差別することもないので、ギャング映画や戦争映画、文学作品の映像作品、アクションなど手広く観ています。

 今回書くのは一つの映画や一つのジャンルに絞った課題ではなく、本当に気のままに、適当に。最近観た映画の事などを書いてみようと思います。先月見た映画は七本ほどなのですが、その中から気に入った作品を一つ抜き出して簡単にご紹介を。

フルメタルジャケット」です。
戦争映画の中でも「プライベート・ライアン」や「大脱走」などと言った名だたる名作たちに劣らない知名度と衝撃度を持った名作映画で、映画としての出来は勿論、登場人物たちの独特の台詞も、大きな人気を得ている作品です。
かく言う私もその独特の喋り口から興味を持った一人で、借りて来たお目当てもそれだったのです。……が、そうした喋り口の独特さを全く気に掛けさせないほど圧倒的な漠々と広がる先の見えない泥沼化したベトナム戦争の情景と、軍隊・戦争と言う現実の狂気下の中で少しずつ歪んでいく兵隊たちの姿があまりにも哀愁が漂い、且つまた凄味があり、終盤などは生唾を何度も飲み込みながら、虚ろな目で観ていました。
しばらく経ってこのフルメタルジャケットという映画を改めて再評価する時に、改めて喋り口だけを抜き出した時に、狂気下の中では凄味を持って感じられた一言一句が非常に滑稽なものだと分かり、後々になってから、妙な笑いが起こるのです。

逃げる奴はベトコンだ
逃げない奴はよく訓練されたベトコンだ ……
本当 戦争は地獄だぜ

映画中でも特に抜きん出て知名度のある台詞で、機関銃をベトナム人向けて乱射しながら、ゲラゲラと笑いながら繰り出される軽快な喋り口のインパクトが大きいために、よく映画の評論以外ではお笑いとしてこのフレーズが使われますが、映画中では冗談のような調子こそあれ、面白いメッセージを持った台詞なのではないかな、と私は思います。
序盤での最重要人物であるハートマン軍曹などは、登場時点から非常に”直接的な表現”を濫用するために、お笑い草となるのも頷けるのですけどね。
ハートマン軍曹の名言の一つである「気に入った、家に来て妹をファックしていいぞ」のシーンなどは映画「フォレスト・ガンプ」にて、それを真似た演出が盛り込まれており、こちらは映画自体がコメディ要素を盛り込んでいるため、無粋にも笑ってしまいました。


先月見た映画で気に入った作品は二作あるのですが、今日は一作だけ。もう一作は後々暇がありましたら別に紹介や感想などを。今日紹介したフルメタルジャケットも、後日感想文単体で記事を作れたらな、と思います。
それでは、今日はこれだけに。またあまり日の空かないうちに別の記事を書きたいものですね。